文責:いっそう
昨今流行りの『変な家』。私も欲しいなぁと思うことがよくある。小学生の頃などは、理想の家の設計図みたいなのを作成しては妄想に耽っていたものだ。
あれから年月は流れ、私にも沢山の知識がついた。建築にはいまだに疎いが、もし読者様の中でその辺に詳しい方などいらっしゃれば、是非検証いただきたい。(たぶん時間の無駄になると思うけど)
まず玄関。定番の豪華ハウスと言えば玄関は高いところにあるものだ。階段を登った先に玄関が現れるようにしたい。どうせなら壮観な感じにしたい。案としては2つある。
1つ目はかつての出雲大社本殿※1のような、天まで続くような階段だ。長所としては何といっても見栄えがいいこと。ただ短所としては家に入るハードルが文字通り高すぎること。ハードルと違って高ければくぐればいいなんてトンチも効かない。48mの高さは魅力的だけどちょっと没かな。なによりそのまま再現みたいにするとオリジナリティがないよね。
2つ目はハイゼンベルクの谷※2だ。原子番号が若くなる順に家に近くなるイメージだ。118番オガネソンOgから原子番号をどんどんさかのぼり、1番水素Hの奥に家の入口が構えている感じだと嬉しい。さすがに水素1(¹H)のとことかは階段として成立させるには難しいのでその辺はオブジェってことにしよう。個人的にはこっちがだいぶアツい。異論は認める。
さて、玄関でだいぶ文字数を使ってしまった。そろそろ部屋にこだわろう。玄関から入って割と近い位置に客間がほしい。客間の床にはガウス素数※3の模様を配(あしら)いたい。二色の木材でも上手につかってその模様にしようかな。客間の床はガウス平面なのだ。
最後に私の部屋である。プライベートな部屋が3つ部屋が欲しい。一つは和室がいい。脇息によりかかりながらPCに向かっていたい。もう一つは図書室がいい。なるべく大きくて空調設備の整った本にとって快適な空間だと嬉しい。最後に空っぽの部屋。ここには何も置きたくない。特に理由はないがこれは個人的なこだわりなのだ。
このほか、今のところ特に工夫は思いつかない。見た目とかについてもとくにこだわりはない。今度MineCraftで作ってみようかな……。
以上、ここまで駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
註)
※1 出雲大社本殿:出雲大社(大社は”おおやしろ”と読むらしい。また、かつては杵築大社と呼ばれていたらしい)の本殿は現在でも24mとかなりの高さを誇るが、かつての姿はさらに高く、「古代には3本の大木を鉄輪で束ねて1本の柱とし、高さ16丈(48メートル)の御本殿でありました。」(出雲大社HPより)とまあ随分な高さだったらしい。
※2 ハイゼンベルクの谷:立体的な核図表※4を書いたときに出来る谷の事をこう呼ぶそうです。「理研 核図表 レゴ」とかでググってみてください。
※3 ガウス素数:すまん、ググってくれ。説明が難しい。でも複素数平面上での分布が本当に綺麗なんです。
※4 核図表:元素周期表は陽子の数によって整理をしている表ですが、核図表で着目するのは名前の通り原子核。つまり、核図表は中性子の数も考慮して質量数によって整理した表。
参考文献
(1)出雲大社,“御本殿 | 出雲大社”,<https://izumooyashiro.or.jp/precinct/keidai-index/gohonden>,2024/06/09
(2)仁科加速器科学研究センター,“核図表【ハイゼンベルクの谷-立体核図表】| 仁科加速器科学研究センター”,<https://www.nishina.riken.jp/enjoy/kakuzu/index.html>,2024/06/09
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